富山の無料県営渡船に乗った
94年は神通川河口東側の岩瀬浜付近に車を停めたカーサイクリングの途中で、初めてこのフェリーに乗った。97年と98年には、かみさんや親戚の従兄弟も車で連れてきて乗った。そして2001年だ。どうにも私は富山に来ると、ここに足が向いてしまうらしい。トーエイ製のランドナーとともに乗り込んだ私や通学の高校生などを乗せて、小型フェリーは後進で波止場を離れる。何を慌てることなどあるかといった風情で、鷹揚に向きを変え、港の玄関口を横切る格好で対岸に向かう。
[参考情報]
箱根強羅温泉 季の湯 雪月花 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad371898/
日帰り・デイユース-じゃらんnet
http://www.jalan.net/dayuse/
静岡市のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/210000/NO_101024/
夏の終わりの、残照のような夕景の底で、臨海工業地帯の影や遠くに停泊している大型船の輪郭が、港内の水面に落ちている。港外側では、対岸の波止場を出てきた相棒のフェリーが、すれ違ってゆく。信じられぬのは、この県営渡船が無料ということなのである。新港の開港に伴って、日本海沿いを走っていた道路や地鉄の線路が、港で分断されたために代替機能として渡船となったとか。しかしこの航路も、やがていつかは、頭上に大きな橋が架かり、そのときは消え去る運命にあるのかもしれないと聞いた。そこを今は船で無料で旅ができるのだから、地元の人は面倒であろうが、旅人にはまったく贅沢な話なのである。9月のその日は、堀岡でフェリーを降りたあと、海岸伝いの静かな道を走って神通川に至り、富山市の郊外に単身赴任していた親戚に泊めてもらった。翌日は昼前くらいにようようそこを出、昨日と似たような道を辿って再び堀岡から越の潟へ同じフェリーで渡る。それから新湊の街中の面白い水景を眺め、万葉線の鉄橋を横目に庄川を渡って、今度は万葉線の中伏木という駅のそばで、また「如意の渡し」という渡船に乗る。ここは94年以来だ。小矢部川の河口にできた伏木港を横断するのだ。義経、弁慶の伝承に由来するこちらの渡しは、フェリーよりもっと小さい、通船クラスの船だが、こちらは有料である。とはいっても数百円程度の金額だが。船員さんが港に停泊しているロシア船のことをいろいろと教えてくれた。というわけで、私の記憶によく残っている「渡船」の小旅行を記した。当然富山に限らず、全国にはまだまだ多くのこうした航路が残っているようだ。全国の渡船情報を集めたサイトもあるようなので、中には自転車が積載できないものもあるでしょうが、ぜひ調べてみてはいかがだろう。
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